2016年 08月 | ||||||
Sun | Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | Sat |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
|
7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 |
29 | 30 | 31 |
平成28年7月23・24日の2日間、埼玉県大宮市で日本老年看護学会第21回学術集会が開催されました。「死を見据えたケア:高齢者本人とケアチームによるケアの創造と統合へ」というテーマのもと教育講演の他、多数の交流集会が行われました。
私たちは3階病棟で取り組んだ看護介入事例である「寝たきりとなった急性期治療を必要とする患者への生活行動再獲得に向けた取り組み」を発表させていただく機会をいただきました。高齢者は入退院を繰り返す毎に寝たきりとなる方が少なくありません。
今回、入退院を繰り返す90歳の高齢者に対し、治療と同時に機能回復に向けた介入を行うことにより筋力が増強し、症状の悪化がなくボール運動と座位訓練を実施でき、生活行動の改善が見られた事例を報告しました。
会場からはたくさんの質問をいただき、あらためて自分達が当たり前のように行っている看護が有意義なものであるということを感じました。
他の発表で興味深かったのは高齢者への摂食・嚥下演習の熟練者との共同で教育した効果の報告です。当院でも摂食・嚥下不良の患者が多く、発表の内容が興味深く共感でき勉強になりました。人間にとって最後まで食事出来るのは大事でそのためには私たちが工夫、努力してケアしていかなければいけないと再度考えさせられました。
今後も患者様の生活の質を少しでも向上できるようなケアを、病棟全体で取り組んでいきたいと思います。
投稿者:3階病棟 宮川、森、大友