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投稿日時:2017年11月9日 11:00 木曜日
第13回「日本ヒューマンナーシング研究学会」に参加して
投稿日時:2017年11月9日 11:00 木曜日
第13回「日本ヒューマン・ナーシング研究学会」に参加して
平成29年10月21日に、第13回日本ヒューマン・ナーシング研究学会が岐阜県で開催されました。
「生きることを支える~NICDの挑戦」という大会テーマのもと、2つの教育講演と25の演題発表がありました。
教育講演では、原疾患の治療のみならず積極的な栄養評価・管理を行い、筋肉が減少し健康障害に陥りやすい状態となる、栄養の負の連鎖を断ち切るよう努めていかなければならないと話されており、医師・栄養士などとの連携を図りながら栄養管理を行っていくという看護師としての役割を再認識する機会となりました。また、正当な看護の評価という講演では、自分たちが行っている看護を振り返る機会となりました。
また、25の一般演題ではベースが同じでも、いろいろな視点で展開していくことで、患者様それぞれにあった、もしくは家族の希望に結びつく結果が報告されておりNICDの生活に及ぼす影響について再認識することができました。
私は今回、「高度認知症高齢患者の反応を引き出すアプローチ」という演題で事例発表をさせていただきました。
入院当初は寝たきりで反応が乏しく、覚醒と睡眠が確立されていなかった患者様に対し
介入を行なった結果、高齢で認知症があっても、日中に起きて夜に眠るという基本のサイクルを取り戻し、表情や言葉、手の動きなどさまざまな反応を引き出すことができたという
事例でした。
今回の学会に参加し、あらためて継続の重要性を、実感することができました。
投稿者:2階病棟科 主任 伊勢谷暁子